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記録的不作 「日本一のさくらんぼ産地」再生へ

2年連続で記録的な不作となったサクランボ。

山形が誇る「日本一のサクランボ産地」の維持、再生に向け関係者が意見を交わしました。

2025年のサクランボの収穫量は平年の67%程度の8500トンで平成以降で最低となる見通しです。

会議には生産者やJA関係者らが出席し、日本一のさくらんぼ産地であり続けるために必要な取り組みなどを話し合いました。

会議で多くあがったのは結実対策です。

「安定した収穫をあげている方に話を聞くと受粉樹がしっかりあるところが大事だと聞いている。」

実際、受粉樹の無い園地では結実が安定せず、経営的な面などから、サクランボから他の果物や野菜に転換する動きも出ているということです。

会議では受粉の促進に向けた対策として個体数が減少している「マメコバチ」に加え新たに「ミツバチ」を導入することについても意見があがりました。

サクランボの主産地である山形県がここで頑張らなければ日本のさくらんぼの生産量も減っていく。

山形県としてはしっかりさくらんぼを生産し続けて行くことが大切。

県は10年後の2035年も収穫量1万トン以上の維持を目指し、気候変動対策のほか担い手の確保などにも取り組んでいくとしています。