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世界レベルの感性を 社員育成のユニークな取り組み
山形県天童市の農業関連機器メーカーが世界レベルの感性を持った社員を育てるためのユニークな取り組みを実施しています。
オーストリアの街並みに、ローマのコロッセオ。
1カ月のうちにアジアからヨーロッパまで8カ国を巡る旅。
なんと、これが社員育成の取り組みの一つなんです。
天童市の農業関連機器メーカーの山本製作所では社員たちに世界を肌で感じ感性を磨いてもらいたいと2013年から希望者を対象に世界一周の旅を支援する取り組みを実施しています。
この夏、世界の旅を経験したのは海外事業部の大場俊論さんと、農業事業部の江口雅也さんです。
「イタリアのローマで卓球をした。地元のクラブに飛び込みで訪問して・・・。」
「(ローマでも卓球を?)やりました。たくさん世界遺産がある中で卓球もさせてもらった。」
大場さんの旅のテーマは趣味の卓球で世界の人たちと繋がること。
積極的に現地のクラブへ足を運び、ネパールやイタリアなど5カ国で海外の人たちと卓球を通してコミュニケーションをとっていきました。
「卓球という共通のスポーツや趣味というものは国や言葉が違っても意外と通じるものがあって皆さん優しく接してくれることが一番印象に残っている。」
「今後、仕事でも、飛び込みでの営業は少ないけれど、少し勇気を持って一歩を踏み出すという部分を今後生かしていきたい。」
一方、新製品の開発に携わる江口さんは海外のコメ文化を体験するため、ラオスを訪れました。
「(ラオスの)コメ料理を食べたり、農業体験として稲作を体験してきた。商業的にそんなにガツガツしていない、急いでいない。ゆったりした感じが凄く良かった。」
旅の中で技術者の江口さんが最も関心を持ったのは海外の先端技術でした。
「アメリカのサンフランシスコに行って、無人運転の自動タクシーに乗ってきた。」
「経験したことの無い最新技術に触れられたというのはすごく刺激的な経験だった。」
1カ月で8カ国を巡る旅を経験し、江口さんが得た教訓は・・・。
「仕事でも生活でも何事もやってみるということがすごく大切。」