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山形藩主・最上義光の大河ドラマ化を
続いては山形の礎を築いた初代山形藩主・最上義光についてです。この最上義光を主人公とした大河ドラマの実現を目指す団体の活動が本格始動しました。
【最上義光を大河ドラマにする会 松尾剛次 代表】
「直江兼続は大河ドラマになったけれども最上義光はなっていない。彼のドラマチックな人生を大河ドラマにするべきだと思う」
山形市の礎を築き、私たちの今の暮らしにも大きな影響を与えている初代山形藩主・最上義光。伊達政宗の伯父であり、「北の関ヶ原」と呼ばれた慶長出羽合戦で上杉軍を撃退するなどの武勇に加え、和歌や連歌をたしなむ文化人としても知られています。この最上義光を主人公に据えた大河ドラマの実現を目指し、去年 有志らが団体を設立。そして今年度は県の助成のもと活動を本格的にスタートさせました。この団体の設立をめぐっては、山形大学の松尾剛次名誉教授が長年にわたり進めてきた研究成果が、ドラマ化を望む市民の共感を呼んでいます。
【講演会参加者インタビュー】
「いつも話が面白いなと思って聞いている」「松尾先生の活躍で最上義光公の評価が罪悪から素晴らしい武将へと変化していると思うので是が非でも大河ドラマになってほしい」
【最上義光を大河ドラマにする会松尾剛次 代表】
「現代の価値観で昔の話をするべきではない。もう少し史実に基づいた上杉も伊達も最上もちゃんと扱うようなドラマが望ましい」
これまでは悪役として描かれることもあった最上義光。会では大河ドラマ化により、こうしたイメージを払拭し山形発展の礎を築いた功績などを広めたいとしています。今後は知事への要望活動やワークショップの開催などを通して、大河ドラマの実現を目指していくということです。