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大雨被災一年 戸沢村で二十歳の集い

去年7月の記録的大雨で大きな被害を受けた戸沢村で
「二十歳の集い」が行われ、
村の復興に向け若者たちが決意を新たにしていました。

豪雨で最上川が氾濫し、集落の多くが浸水被害にあった戸沢村。
現在も27世帯が仮設住宅で暮らしていて、
蔵岡地区では集落ごと安全な場所へと移転する
「防災集団移転」も検討されています。
村が復興にむけ歩みを進める中
開催された「戸沢村二十歳の集い」。
戸沢村学園出身の22人が出席し、
ふるさとでの久しぶりの友人との再会に笑顔が溢れていました。
式で誓いの言葉を延べた野沢流斗さんは古口地区出身。
今も大雨の被害を受けた実家から山形市内の大学に通っています。
当時の様子を母・幸子さんに教えてもらうと。
【インタ野澤幸子さん】
「当時は避難していて2日後くらいに家に行ったが、
 家の中がすごくてびっくりしました。」

 床上まで浸水し、リフォームを余儀なくされましたが、
 こうした災害からの復興を流斗さんは間近で見てきました。
【インタ野澤流斗さん】
「こういう災害があったことを忘れてはいけないと思って、
 そういうことを再確認してもらいたい。」

また、現在はふるさとを離れ東京で役者として活動している
安食李一郎さんは、
この職業だからこそできるふるさとへの恩返しを誓います。
【インタ安食李一郎さん】
「この村のアピールとか(村に)何かあった時に
 助けて貰えるような人脈を築くことだとか
 地元に少しでも貢献できるような大人になりたい。」

野澤さんと安食さん。
村の復興に向けそれぞれができることを考え、歩みを進めていました。