山形県天童市では、海の生き物の普段見ることのできない豊かな表情をとらえたユニークな写真展が始まりました。

天童市美術館では、写真家の中村征夫さんが世界80カ国の海で撮影したおよそ110点の作品が紹介されています。

作品の一つ一つに中村さんのユーモアあふれるコメントがつけられていて、こちらのカクレクマノミには・・・。

中村さんがカクレクマノミの縄張りに近づいたときに撮影したそうです。

そしてこちらのウニの一種に付けたコメントは・・・。

中村さんがその時に感じたことと写真を一緒に楽しむことができます。

「通り過ぎる時にちらっと僕の方を見たんだよね。たまたまカメラを向けていたから撮れたんだけど、こういう写真は僕には一枚しかありません。見返り美人というタイトルにしました。」

訪れた人たちは海の生き物が見せる豊かな表情や、ユーモアあふれる作品に見入っていました。

「おさかなをたくさん知ることができて楽しかった。」

「海中顔面大博覧会」は来月15日まで開かれていて、8月31日には中村さんのトークイベントなども予定されています。