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記録的な暑さ 出穂期を迎える水稲に影響

一方この記録的な暑さによって、まもなく穂が出る出穂期を迎える水稲に影響が見られています。

こちらの田んぼ、順調に生育しているように見える稲ですが、猛暑の影響が出始めています。

こちらは天童市の高擶にある水稲ですが、イネの葉がくるりと丸まってしまっています。

水分が足りずに発生する「巻き葉」と呼ばれる症状です。

連日の猛暑に加え、今月の降水量が県内のほとんどの地点で平年の10%以下となる雨不足が影響しています。

まとまった雨が降れば回復する可能性もあるということですが、生産者の不安は解消されない状況です。

酒田市の酒田観測所では今月の降水量がわずか3ミリとより深刻な雨不足となっています。

県によりますと沢水を田んぼに使っている山間地域では干上がってこのように土壌にひびが入り、一部稲が枯れてしまう「白乾亀裂」と呼ばれる状態が見られます。

このまま猛暑や雨の少ない状況が続くと、コメの収量の低下が懸念されます。