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山形大学が発見の「ナスカの地上絵」 万博で初公開

大阪・関西万博のペルーパビリオンで、山形大学が近年、新たに発見した「ナスカの地上絵」が初公開されました。

およそ2000年前に制作された南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」は、これまでに893点発見されています。

ペルーと山形大学は7月28日、万博のペルーパビリオンで共同会見を開き、2023年から2024年にかけて行った調査で見つかった248点の地上絵の一部を公開しました。

山形大学とIT大手の「IBM」が共同で調査し、航空写真などをAIで画像解析して1000点以上の候補を検出。

現地調査で地上絵を確認したということです。

新たに見つかった地上絵は、人間が41点、リャマが21点などで、信仰の対象となっていたコンドルの地上絵もあります。

山形大学などによりますと、それぞれの絵にはテーマがあり、不特定多数に向けてメッセージを発信するメディアのような役割があった可能性が高いということです。

パビリオンでは、7月28日から「ナスカ文化展」として、新発見された地上絵の写真が展示されています。