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倒壊の恐れが高まる飯豊町の建物 町が略式代執行

4年前の豪雨で被災し、倒壊の恐れが高まっている飯豊町の建物について、町が「略式代執行」に踏み切りました。

「略式代執行。建築物の全部除去および敷地内の残置物の全部撤去工事に着手します。」

解体が始まったのは、かつて町内にある工務店の事務所や倉庫、作業所として使われていた建物です。

7月22日は、解体作業に向けて、中に残されていたものを作業員が運び出していきました。

この場所は、4年前の豪雨で崩落した大巻橋の近くで、建物の脇を流れる小白川の氾濫によって、土台となっていた土手の一部が削られ、倒壊の恐れが高まっていました。

建物を所有していた工務店は2007年に廃業しているため、町としては初めて「略式代執行」に踏み切りました。

「建物があることによって災害がフラッシュバックするということもある、安心安全な地域にしたいというための代執行です。災害からの復旧復興の第1歩、2歩目であると考えている。」

解体費用のおよそ4500万円は町が負担。

工事は2025年12月中旬ごろまでに完了する予定です。