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新型車両故障に伴う山形新幹線の運休 1カ月続く

新型車両の故障に伴う山形新幹線の大規模な運休が1カ月続いています。

夏のイベントや帰省のシーズンが迫るなか、通常運転に向けた方針も示されましたが、再開時期のめどは立っていません。

山形新幹線の故障から一カ月が経った今も、東京までの直通運転は上下線1本ずつのみとなっています。

JR東日本は先月17日に故障した、新型車両「E8系」について補助電源装置の半導体に損傷があったと発表していますが、くわしい原因が分かるまで単独運転を取りやめています。

山形新幹線は7月16日までに上下線合わせて928本が運休し、およそ23万人に影響が出ています。

「いつ復旧するのか心配で気になるところ。」

「仙台に行ってそこから東京に行かなくてはならないので少し不便。」

観光面の打撃は深刻で、県によりますと、把握できるだけでも6千人以上の宿泊キャンセルが発生したということです。

また、県旅館ホテル生活衛生同業組合のアンケート結果では、8月の予約状況について2024年に比べ「少ない」「より少ない」と回答した割合は65パーセントとなっています。

これまで吉村知事らが、JR東日本を訪れ、早期復旧を求める要請書を提出。

JR東日本は東京までの直通列車を7月19日から上下線3本ずつに増便する計画です。

また、故障した車両より早い時期に導入した6編成について不具合が発生しないことが確認でき次第、単独運行を再開する方針を示しています。

これにより通常ダイヤに近い運行が可能になるということですが、具体的な時期については未定です。