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県のワーキングチーム 立ち枯れの現状などを視察

蔵王のアオモリトドマツの再生を目指す県のワーキングチームが、立ち枯れの現状などを視察しました。

樹氷のもとになるアオモリトドマツの再生を目指して、県や関係団体などを中心に設立された「樹氷復活県民会議」。

7月16日は、再生に向けた計画やスケジュールを検討するワーキングチームが初めて現地を視察しました。

メンバーは、専門家や自治体の担当者などで、枯れ木の現状をそれぞれの目で確認しました。

「なんでこうなったんだろうって率直に思ったのと、自然が再生するってすごく時間がかかることなので、こういう状態をみんなで見てどうしたら良いのかなと考えなきゃならないんだなと。」

東北森林管理局によりますと、2022年度時点で蔵王の山形県側ではおよそ16ヘクタール・2万3000本が枯れていて、樹氷全体の2割弱を占めているということです。

今後は山の中腹にある小さくて若い木、稚樹を山頂に植え替える作業を続けながら、2027年からの再生事業のスタートに向け、計画の策定を進める予定です。

「悲惨な状況だというふうに一目で見て思いますので、復活に向けて少しずつ取り組んでいきたいと思う。蔵王に来た方々が、迫力のある樹氷をご覧いただけるように期待している。」

次の会議は、10月に行われる予定です。