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政策を問う コメ政策
ゴジダスでは7月15日から3回にわたり、こうした政策に関する候補者たちの訴えをお伝えします。
1回目の7月15日は、コメ政策についてです。
こちらはスーパーでのコメ5キロの販売価格の推移を示したグラフです。
2024年6月末時点で、平均価格は2200円台でしたが、徐々に高騰し続け、2025年3月には4000円台に突入します。
その後、政府は価格を抑えるために「備蓄米」を放出、県内でも販売されると多くの人が買い求めました。
このところは値下がりの傾向がみられますが、3600円台と依然として高値が続いています。
日本の主食であるコメを巡っては、消費者向けの価格高騰対策のほか、生産現場への支援も喫緊の課題となっています。
それでは各候補者の訴えです。
山形選挙区に立候補しているのは届け出順に、無所属・現職の芳賀道也さん(67)、参政党・新人の佐藤友昭さん(52)、自民党・新人の大内理加さん(62)、共産党・新人の三井寺修さん(45)、NHK党・新人の大貫学さん(67)の5人です。
「消費者が安く買えればいいんだ。安くしたじゃないか。これでは何も解決しないし、根本の自民党農政の失敗でコメ不足が起きたということをまず認めて、日本にはどういう農業政策が必要なんだということをしっかり決めて増産していくことが解決なのに、そのことが全く行われていない。農家の所得の補償も含めて、直接支払いも含めてしっかりと再生産できるこのことを保障していくことで、農村が豊かな農村がなくなったら都会に食料がないんだということをもう一度国民みんなが考えなきゃいけないと思っている。」
「例えばいま、ニートの方であったりお家から出られないような方に対して、仕組み作りをして、そういう方が農家に、農業に対し従事していただいて、そして日本の国力を上げていく。外国人に頼るのではなく日本人なので日本国内で回さないと、どうしても海外の方に利益というかお金が流れていってしまうこともあるので、そういうのも含めて日本国内で回していかなければいけない。そして一次産業を復活しなくちゃいけないと思っている。」
「備蓄米の放出はコメ離れを防ぐということと、本当にお困りの消費者のみなさまにとっては成果があったんじゃないかなと評価しています。これ以上、米価を引き下げてはいけないと思っておりまして、生産者の方が再生産可能なそして来年も再来年もちゃんと安心しておコメを作り続けることができる環境というのがまず前提だと思っています。そのうえでその価格が消費者のみなさまにご理解をいただき、納得していただける、それが私は適正な価格だと思っているので、その価格を導き出す、またはその環境を作るのが私たちの仕事だと思っています。」
「自民党はこれまで市場には介入しないと言って(備蓄米放出について)拒否をしてきた。それが遅れてしまい、米価高騰とコメ不足を招いた、まさに自民党の問題だと考えています。コメを増産に転じてコメが余った時に政府が買い取るような価格保障、そういったものによって安心して農家のみなさんがコメを作って消費者のみなさんがコメが買えることが必要だと考えています。」
「中間の問屋さんの数は、何らかの英知を持って少なくしていくようなことを考えないと、いくら生産者が安く出したとしてもいつも高い値段になっちゃうと思いますよ。」