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候補者を追う 大内理加候補

続いては参議院議員選挙の企画「候補者を追う」。

2回目の7月9日は、自民党の新人 大内理加さんの戦いを紹介します。

山形選挙区に立候補しているのは届け出順に、無所属・現職の芳賀道也さん(67)、参政党・新人の佐藤友昭さん(52)、自民党・新人の大内理加さん(62)、共産党・新人の三井寺修さん(45)、NHK党・新人の大貫学さん(67)の5人です。

「よろしくお願いします、ありがとうございます、お世話になります。」

元県議会議員で自民・新人の大内理加さんは、公示の日、山形市で出陣式を終えると、2024年7月の大雨で被災した酒田市の大沢地区に向かい、第一声を上げました。

「この災害の現場を、一人でも多くの皆様に忘れていただきたくない、この現場を見てほしい、まずはこの復興無くして山形県の発展はないと私は思っています。皆様と一緒に前を向いて復興が出来るようにしっかりと私は後押しをさせていただきたいと思っています。」

2021年の知事選、2022年の参院選に続いて、全県選挙への挑戦となる大内さんは、三度目の正直をキャッチフレーズに掲げています。

公明党のほか、県内JAグループの政治団体「県農政連」や、24の市町村長が推薦。

人口減少対策を最重要課題に挙げ、地方分散型の国づくりを訴えます。

「山形県の人口はとうとう100万人を割りました、どんどんどんどん人が減っていったら経済が成長するどころか逆に縮小して若者や女性はますます県外に流出してしまいます。今この暮らしを地方の暮らしを守るためには経済成長することが必要なんです。」

大内さん陣営は今回、自民が議席を独占する衆議院の3選挙区それぞれに選対本部を設置。

選対本部長を務める遠藤利明県連会長ら3人の衆院議員や地元の県議などと連動し、組織力を生かした選挙戦を展開しています。

選挙戦初日には小泉進次郎農水大臣が応援に駆け付け、酒田市と新庄市で「安心してコメづくりができる環境を整えていく」と訴えました。

「こうやってコメどころも回りながら、日本の農業が力強く復活をして将来につながり始めたとそういう風に思ってもらえるように全力で頑張っていきたいと思います。今回の参議院選挙大内さん心からご支援のほどお願い申し上げて皆さんへのごあいさつと代えさせていただきます。」

また、7月6日には森山裕幹事長が天童市を訪れ、農家やJAの関係者と意見交換を行うなど、農業者からの支持拡大を図るとともに大内さんの支援を呼びかけました。

「大内さんは山形県が持っている特性を生かしながら、さらに山形県を発展させていきたいという強い気持ちで取り組んでおられることを是非ご理解いただきたい。」

政治とカネの問題などをめぐる党への逆風は依然として続いていると感じている大内さん。

一方、県議を辞職してから5年間、県民の目線で活動を続けてきたことを訴え、2019年以降、野党に独占されている参議院の議席奪還を目指します。

「5年間ずっと県内を回って、本当に多くの県民の皆様の声をお聞かせいただいたというのはとてもありがたい時間だったと思うので、それが私の糧であり原動力だと思っているので、地方でもっと頑張っている人たちに光の当たる政治が必要だと思っているので、そういうことをしっかりと訴えて政策に実現していきたいと思っています。」