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候補者を追う 芳賀道也候補
ここからは参議院選挙の特集です。
7月8日から、山形選挙区の候補者の戦いぶりを紹介します。
7月8日は再選を目指す無所属・現職の芳賀道也さんです。
山形選挙区に立候補しているのは、無所属・現職の芳賀道也さん(67)、参政党・新人の佐藤友昭さん(52)、自民党・新人の大内理加さん(62)、共産党・新人の三井寺修さん(45)、NHK党・新人の大貫学さん(67)の5人です。
「負けるわけにいきません、力を貸してくださいということをお願いをしました。」
再選を目指す無所属で現職の芳賀道也さん。
参院選公示日の3日早朝、6年前に初当選した際、激励の言葉をもらったという鹿野道彦さんの墓前で手を合わせ、出陣を報告しました。
「今困っている人を救う政治を取り戻し、そして50年後、この地域に暮らし日本に暮らす若者や子どもたちに、夢のある未来をつくる。そのために山形から発信していこうではありませんか。」
国民民主、立憲民主の両県連、連合山形の統一候補として出馬した芳賀さんは、選挙戦序盤、選挙対策本部長を務める参議院議員の舟山康江さんなどと運動を展開しました。
芳賀さんは消費税の減税や社会保険料を軽減し、手取りを増やす経済対策などを訴えるほか、選挙直前になり急遽、現金2万円の給付案を公約に盛り込んだ与党の姿勢を批判しています。
「国民が懸命に働いた税金は自民党のものですか?与党のものですか?そんなことはありません、与党が国民の税金を選挙に有利になるように勝手に使う、こんなことがあってはならないんです。このことにも怒りの声をあげようではありませんか。」
初めての週末となった7月5日。
2024年7月の豪雨災害以降、ボランティアとして足を運んでいた酒田市の八幡地域をまわり、被災者の声に耳を傾けました。
「まだまだ復旧半ばだし、いろんな事情それぞれ抱えている方違うので、こういう人もいるんだとかぜひ分かったら教えていただいて。」
共産を含む野党共闘が実現した前回の選挙とは異なり、今回は国民民主の党本部、立憲民主党県連、連合本部が芳賀さんを推薦していますが、運動への参加に温度差がみられるのが現状です。
野党候補が乱立し政権批判票の分散が懸念されるなか、陣営は、街頭演説などの「草の根」の活動だけでなく、中央からの応援を活かし、支持基盤を固めます。
「今やらなきゃならないのはコップ一杯の水ではなく、井戸を掘っていつでも水を汲めるような状況をつくることです。つまりは一回こっきりの給付金ではなくて、減税をすることです。減税をしてみなさんに税金を返してこの地域でお金を活性化して消費を回してこの国の経済を元気にすることです。」
6日、南陽市と高畠町で開かれた個人演説会に駆け付けた国民民主の榛葉賀津也幹事長は、「山形選挙区は与党と大接戦の選挙区で負けられない」と述べ、さらなる支援を呼びかけました。
自身を「県民党」と表現する芳賀さん。
ガソリン税の暫定税率廃止やコメ価格の安定と農家への直接支払いを強化することなど庶民目線の政策を訴え、票の上積みを図ります。
「ガソリンを直ちに下げろというと、(外に)次々出てきてくれて、あるいは行き交う車ほとんどが手を振ってくれる。これまでない経験はしております。『おかしいことはおかしい世の中よくしましょうよ』という声は訴えていきたいと思います。」