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山形新幹線 大幅運休2週間 再開めど立たず
山形新幹線の新型車両「E8系」の車両トラブルから2週間。
現在も復旧に向けた調査が続けられていますが運転再開の目途は経っていません。
6月17日、試運転をしていた山形新幹線の新型車両「E8系」が宇都宮駅と那須塩原駅の間で加速できなくなる故障が発生しました。
また同じ日に「E8系」で3件の故障が起きていて、JR東日本は原因が判明するまで「E8系」の単独運転を取りやめています。
JR山形支店によりますとこの影響で山形新幹線は6月30日までに上下線合わせて429本が運休し、およそ10万5400人に影響が出ているということです。
故障についてJRはモーターの冷却、車両の空調設備などに使う補助電源装置内の半導体の損傷が原因と発表しました。
一方で、半導体が損傷した原因は分かっていないため、7月7日まで全区間または一部区間の運休を継続するとしています。
なぜ、トラブルが発生したのか・・・。
可能性の1つにあげられるのは気温の高さです。
「温度が6月にしては異常な高温になっていたことが一つ要因としてはあると思う。」
故障した半導体は、本来高温にも耐えられる設計になっているとして、製造段階ですでに不良があった可能性があると指摘します。
「同時期にその半導体素子が壊れてしまったとこういう状況は多分これまで聞いたことがないので、非常にまれな状況で、その製品のロット自体が不良であったという可能性が一つ考えられる。同じ日に、同じ部品が複数壊れるという可能性としては非常に考えにくい。」
7月8日以降の運転計画については、3日頃にホームページなどで発表される予定で、JRは最新の情報を確認するよう呼びかけています。
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