YTS NEWS
News
飯豊町の調査団 同じ課題を抱える台湾の農村を訪問

地域課題の解決に取り組もうと、山形県飯豊町で結成された調査団が、同じ課題を抱える台湾の農村地域を訪問しました。
山形テレビではこの調査団に同行取材し、6月30日から2回にわたってその様子を紹介します。
飯豊町産業連携調査団は、町の観光協会や商工会、副町長など合わせて10人で構成され、3日間で台湾の桃園市、新北市、それに宜蘭県の農村コミュニティなどを訪問しました。
今回、行先として選ばれた農村は、少子高齢化や若者の流出など、飯豊町と同じ地域課題を抱えているほか、地元の文化や産業を見直し、関係人口の拡大に力を入れています。
調査団は各地域で、それぞれの産業や地域の現状について意見を交わしました。
「1つは観光ありますよね。それから農業、林業それぞれ自然に暮らしの中から培われた特産品をもっていますのでそういったものの交換であるとか、交流であるとかそういったことをすすめてともに豊かな農村を作っていきたいと考えています。」
ここ、新北市、紫東コミュニティでは、相互連携に関する覚書の締結の後、地域で力を入れている養蜂業の現場を視察しました。
ここで調査団が注目したのは、山形には生息していないサカキの花からとれるハチミツ。
サカキは、日本では神社の玉串として使われるなど、神聖な木とされています。
「けっこう山の奥地まできているので商品の出来栄えが、どんなものかちょっと心配だったんですが、農家の人がちょっとやっているのかなという感じできたんですけども、商品みさせていただいて、完成度合いが非常に高い、おそらく、指導者が必ずいるんだなと6次産業でやれるものそういったものがしっかりとコンセプトをもちながら、やっているのがすばらしいなと思っていました。」
この視察をきっかけに、町内の道の駅などでは、紫東コミュニティで作るハチミツを売り出していく準備を始めたということです。
「今回の訪問については、飯豊町からも観光や貿易の面で、いろんな分野の人も参加していますので、今後そういった民間の分野の交流が、ますます深まることも期待しています。」
閲覧数ランキング