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県内のスーパーで販売 「備蓄米」求め行列

山形市のスーパーで政府との随意契約による備蓄米の販売が始まりました。

「午前9時15分です。備蓄米を求めて多くの人が訪れています。店舗の前を埋め尽くすほどの人の多さです。」

午前9時半のオープンを前に、およそ200人が列を作る山形市のヤマザワ松見町店。

開店と同時に次々と備蓄米が手渡されていきます。

「待っていました。やっとね買えるようになって。(人の多さはどう?)こんなにいると思わなかった。」

ヤマザワでは、6月6日に備蓄米120トンの随意契約が成立し、このうち20トン分が県内と宮城の15店舗限定で販売されました。

買い求めた客からも喜びの声が聞かれました。

「(備蓄米ゲットして気持ちは?)ちょっと安心。」

「(家族に)買ってやったぞって自慢してやりたい。5キロなんてあっという間だと思うがおいしくいただこうかな。」

「(備蓄米の重みは?)ずっしり来ている。(きょうの夕飯は?)ご飯です。」

「コメを節約することは、食べ盛りの子がいる上では出来ないので他のところで節約をしていた。(備蓄米の影響は?)一品増えるので笑顔も増えるかな。」

今回、ヤマザワで販売される備蓄米は2021年度産のいわゆる「古古古米」。

価格は、税込み1944円と他の銘柄米と比べて半額ほどになっています。

しかし、消費者たちは「安さ」だけでなく「味」も気になるようです。

「今まで山形のコメを食べてきたので、ちょっと不安はあるが味も気になるので食べてみたい。」

「何も加えずに食べるのと、塩や酒を入れて(炊いて)食べてみたい。」

6月25日に販売された備蓄米は、午後5時までにほぼ完売しました。

ヤマザワでは、残りの備蓄米についても準備が整い次第、全ての店舗で販売する予定だということです。