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「佐藤錦」の品評会

「佐藤錦」の品評会が山形市で開かれました。

【望月雅人アナウンサー】
「県内各地から集まった佐藤錦。この中からトップを決めます。審査員も難しい比較に頭を悩ませているようです。」

品評会には、村山や置賜地域で収穫された佐藤錦31点が出品されました。審査員たちは、着色や詰め方、糖度などを一つひとつ丁寧にチェックしていきます。

審査の結果、パック詰めの部門では寒河江市のアンスリーファームが、バラ詰めの部門では寒河江市の三瓶寛卓さんの佐藤錦が最優秀賞に選ばれました。

【園芸農業研究所の佐藤光明所長】
「高温が続いている中で着色管理がしっかりされている。昨年経験した異常高温などに対する対策なども取られている。ぜひ一人でも多くの消費者の皆様にこの味を味わっていただければ。」

今日出品されたサクランボは、山形駅直結の商業施設で販売されます。

ところで、県は県産サクランボの収穫量が予想からさらに500トン減少する見込みであると発表しました。

5月下旬に公表された予想収穫量は、平年より少ない「9,100トンから10,200トン」でしたが、今回は「8,600トンから9,700トン」と500トン減少しています。

これは、5月31日と6月3日の雨の影響で「佐藤錦」に実割れが発生したためで、2年連続で1万トンを下回る見込みです。

また、一部の園地では高温障害も発生しており、さらに収量が下回る可能性もあるということです。収穫期も2、3日程度早まる見込みです。