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山形県米沢市 伝統野菜「ウコギ」の収穫が開始

山形県米沢市では、食べられる垣根としても知られる伝統野菜「ウコギ」の収穫が始まりました。

ウコギは丈夫で枝にトゲがあることから、江戸時代の名君 米沢藩主 上杉鷹山公が防犯や非常食を兼ねて庭先の垣根として奨励した置賜地域の伝統野菜です。

若い枝葉の柔らかな食感とほろ苦い味わいが特徴で、「天ぷら」やご飯に合えた「ウコギご飯」などが初夏の味覚として親しまれています。

ここ米沢市の内藤次夫さんの畑では、24年前から食用に適したヒメウコギ、およそ2000株を栽培しています。

この日もトゲが柔らかい早朝から作業が始まり、「うこぎ新梢」と呼ばれる若い芽の部分を手際よく摘みとっていました。

収穫作業は10月上旬まで行われ、2025年は例年並みとなる2トンの収穫が見込まれています。

収穫されたウコギは市内の「道の駅」や首都圏の料亭などに出荷されるということです。