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記録的な大雨で大きな被害のナシ畑 復旧の第一歩

2024年7月の記録的な大雨で大きな被害を受けた酒田市のナシ畑。

復旧の第一歩となる作業が始まっています。

酒田市の秋の味覚を代表する「刈屋梨」。

2024年7月25日、収穫まで1カ月ほどとなる中、畑近くの川が氾濫し甚大な被害をもたらしました。

「どこから手を付けたらいいのかなと、まずすぐに思って、自分の力だけじゃ無理だなと思ったり、マイナスのことしか考えられなかった。」

刈屋梨を栽培する伊藤さん。

所有する畑のおよそ1.2アールが濁流に飲まれました。

「棚壊れてるじゃん、うわぁ・・・全滅だなこれは。」

豪雨からおよそ1年。

ワイヤーに枝をくくりつけることで、実の重さや風の影響などによる枝折れを防ぐ「梨棚」の復旧作業が始まりました。

この区画には、およそ80本の木がありましたが、大雨被害で残ったのは13本。

伊藤さんは一時、畑を手放すことも考えましたが新しく苗木を植え、梨棚の再建を決めました。

「(濁流にも耐え)頑張って木も生き残ってくれた。せっかく先祖代々受け継がれた土地でもあるので、やれるところまでやってみようと思った。」

復旧に向けた大きな一歩を踏み出しています。