スキージャンプ女子の高梨沙羅選手らがこの週末、蔵王で自然を守るための清掃活動を行いました。

「こういうイベントでまた毎年ここに来られることをうれしく思います。」

豊かな自然環境を次世代に残そうと、高梨選手が企画したイベントには、県内外の親子連れなどおよそ100人が参加。

トレッキングコースを歩き、ゴミを拾い集めました。

「（高梨選手いかがでしたか？）すごくかっこよかった。」

「すごくきれいだなと思いました。おしゃれで。」

「影響力のある方が中心となって進めているので、人の関心が多いと思いますので、とても良いことだと思う。」

この取り組みを始めた背景には、自然を相手にした競技を行う高梨選手だからこその危機感がありました。

「年々、雪が少なくなっているので、降雪機でわざわざ雪を作ってジャンプ台にはりつけて行う試合が増えてきている。蔵王でも試合がキャンセルになったこともあるくらい。」

高梨選手にとってここ蔵王は、ワールドカップで初優勝を果たした思い出の地。

今後も蔵王の自然環境を次世代につなぐため、この活動を続けていく考えです。

「気候変動はすぐにどうにかなるものではなくて、やっぱり続けていくことが大事かなと思っているので、未来に活躍する子どもたちの場を奪わないようにしっかりこの活動は続けていきたい。」