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警察官の両親が県を提訴 去年7月記録的大雨で殉職
去年7月、県内を襲った記録的大雨で殉職した警察官の両親が、県に対し慰謝料などおよそ3160万円を求める訴えを起こしていたことがわかりました。
新庄警察署の巡査部長だった男性(29)は、去年7月の記録的大雨で住民からの救助要請を受け、当時26歳の巡査長とともに新庄市本合海の現場に向かっていたところ、川の増水でパトカーごと流され死亡しました。
訴状によると、駆けつけた現場は人的被害が発生することが想定できたにもかかわらず、ライフジャケットを着用させていないなど安全配慮に過失があったとして、両親が県に対し慰謝料などおよそ3160万円の支払いを求めて提訴しました。
両親は「仮に勝訴しても殉職した息子は生き返るわけでもないが、訴えを通じて警察官の命と安全が確保され、より良い警察組織になることを望む」としています。
県警はYTSの取材に対し、「訴状の内容を確認し適切に対応していく」とコメントしています。
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