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山形県人口100万人割れ 専門家に聞く

この人口100万人割れという厳しい現状を、私たちはどのように受け止めていくべきか、専門家に聞きました。

【神戸大学 近藤恵介准教授】
「人口が100万人を切ってしまうということで、これをきっかけに全県民でどうしていくのかと話し合うきっかけになるのではないでしょうか。」

神戸大学の近藤恵介准教授は、人口減少が進む中でどのように地域を維持していくかについて、行政主導によるものだけでなく、その地域のコミュニティ単位で議論することが重要だと話します。

【神戸大学 近藤恵介准教授】
「求められているのは、住民たち一人ひとりが自分たちのまちづくりをどうするのかという、コミュニティに支えられていることです。そこを育てていくことが長期的なまちの維持に関わってきます。行政はそういう議論を調整するような役割も、今後必要になってくるでしょう。」

そして、行政に求められるのは、人口減少が進んだ中での持続可能なまちづくりです。

【神戸大学 近藤恵介准教授】
「人口減少や高齢化で移動が困難な方々が出てくるような状況を踏まえたまちづくりを進めていかなければいけません。必要な公共サービスの維持、そのために最適に必要なことを考えて、こういうことが必要ですということを住民に提示していくことも重要です。」