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山形県の人口100万人割れ 105年ぶり

人口減少に歯止めがかからない中、ついに山形県内の人口が100万人を割り込みました。100万人を下回るのは、記録が残っている1920年以来105年ぶりです。

【吉村知事】
「100万人割れということが事実として重く受け止めなければならない」

県によりますと、今月1日現在の人口は、前の月より962人減って99万9378人でした。出生が367人に対し死亡は1358人と大きく上回った一方、県内への転入者はわずかながらも県外への転出者よりも多くなりました。

県の人口は戦後に急増。この時期に生まれた人たちは「団塊の世代」と呼ばれ、勢いそのまま1950年に135万7000人余りを記録し、ピークを迎えました。
ところが、高度経済成長期をむかえ、県内からも都市圏に働きに出ていったことなどから減少。その後は第二次ベビーブームの影響でいったんは増加に転じますが、「死亡」が「出生」を上回る「自然減少」や、若者の県外流出に歯止めがかからず、ついに100万人を割り込みました。

発表を受け、吉村知事は、人口が減り続ける中でも経済の発展に取り組んでいく考えを改めて強調しました。

【吉村知事】
「外国人材の活用を(各企業が)しっかりと取り組んで下さり、経済が縮小していないとみている。皆様の考えをしっかり共有して良い方向に持っていきたい」