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JRが日中の保守作業を公開

働き方改革などを受けてJRは夜間中心のメンテナンス作業を日中に行うようにしています。

列車の運休を伴うことから広く理解を得ようと作業を公開しました。

左沢線の寒河江駅から西寒河江駅間のメンテナンス作業では、レールを固定し、間隔を一定に保つための「まくらぎ」の交換が行われていました。

これまでほとんど木製のものが使われてきましたが、年数が経つにつれて腐ってしまうため、定期的な交換が必要になります。

そのためJR東日本東北本部では乾燥による発火の心配がなく腐らないコンクリート製の「まくらぎ」の設置を進めてきました。

乗客に影響が出ないよう夜間に行っていたこの作業。

働き方改革や労働力不足を受けて、2021年度から奥羽線などで日中での作業を実施しています。

担当者によりますと日中の作業により視界が良くなって安全を保つことでき、結果として「時短」が期待できるということです。

左沢線では5月中5日間の作業が予定されていてJRは今後区間の拡大や頻度を増やしていく方針です。

【山形保線技術センター 渡邊綾介所長】
「前もって(作業について)広くお知らせするとともに、JR東日本グループとして鉄道の運行を安全に実施をしていくということで信頼をいただいてご理解をいただきながら、進めることが大事。」

日中のメンテナンス作業は5月26日から30日まで米坂線の米沢駅から今泉駅の間でも行われる予定です。