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ギフチョウの卵探し 子どもたちが生息地を観察

大石田町の子どもたちが町の天然記念物ギフチョウの生息地を観察しました。

黄色と黒のコントラストが特徴的なギフチョウはおよそ3000万年前から生息しているとされ、「生きた化石」とも呼ばれています。

大石田町では町の天然記念物であるチョウの保護活動を30年以上前から実施していて、町内の子どもたちにも自然を守ることの大切さを知ってもらおうと毎年、ギフチョウの観察会を行っています。

町内3つの小学校から集まった児童たちはまず、卵がある場所や幼虫が食べる植物について学ぶと、さっそく近くの山へギフチョウの卵探しに出発。

歩くこと15分、幼虫が食べる植物を発見します。

子どもたちははじめて見る卵を熱心に観察していました。

【望月雅人アナウンサー】
「葉っぱの裏にたくさんの卵がついています。小さな真珠にも似たような宝石のような輝きを放っています。」

【インタビュー】
「ギフチョウの卵と幼虫を発見した。本当にいたのかと思った。」「卵を産んだらすぐに死んじゃうとは思わなかった。」「意外と卵が小さかった、ギフチョウが食べる草とかあまり触ったり卵を潰したりしないように大切に出来れば良い。」

町によりますと保護活動の成果もありわずかに卵の数が増えているということです。

【大石田町 教育委員会 大谷俊継 学芸員】
「見る機会がなかなか無い卵なので子どもたちに喜んでもらえて町としても喜ばしい。(地域の自然への)意識を高めながらこの環境を守っていくことを学んでもらいたい。」