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田植えの農家「適正な取り引きを」

価格高騰が続く中、各地で田植えが本格化しています。コメの販売をめぐり、農家からは適正な取り引きを求める声が聞かれました。

鶴岡市下山添の三浦和彦さんの田んぼでは、コシヒカリの植え付けが行われました。

今年は、日照時間の減少により生育の遅れもありましたが、田植えの時期は平年並みだということです。

【農家 三浦和彦さん】
「きょうは暑いが明日の雨が怖いのでなんとかきょうのうちにしっかり田植えをしたいなと考えている方が多いようだ。」

備蓄米の放出後も高値が続くコメ。一方の農家は、燃料や農業資材などの高騰により、利益が手元に残りにくい状況が続いていると言います。

田植えは始まったばかりですが、関係者によると、すでに高値での買い取りを求める業者が現れるなど、取り引きに向けた動きが始まっているということです。

こうした動きについて三浦さんは、適正な取引による流通が必要だと考えています。

【農家 三浦和彦さん】
「やっぱりコメの値段の安定を図るためには、しっかり正規ルートで販売してもらい、お客様に安定的に供給できる体制に協力してもらった方が良いのでは。」

三浦さんの田んぼでは、15日頃まで田植えが続きます。