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西川町長のパワハラ疑惑を調査 第三者委員会を設置
西川町の菅野大志町長をめぐるパワハラ疑惑について調査する「第三者委員会」が設置されることが決まりました。
【斉藤アナウンサー】「パワハラ疑惑に関する臨時議会が始まります。多くの報道陣も訪れていて議場の中は独特の緊張感。」
菅野町長をめぐっては去年12月、退職を希望していた元職員の男性に対し「後任が決まるまで事業を遂行する」という内容の誓約書に署名を求め、男性が拒否すると襟元を掴み町長室に連れ込むなど「ハラスメント」と疑われる行為が指摘されています。
きょう開かれた町議会・臨時議会の冒頭では菅野町長からのあいさつがありました。
【西川町菅野大志町長】
「報道にあった未熟な行為に対して当該職員に対してお詫びを申し上げるとともに町民の皆様、提携企業の皆様にお騒がせしていることに対してこの場をお借りしてお詫びを申し上げます」「町長に就任し早3年が経過ました。初心に返り、課題山積の行政をこれからも担っていきたい。」
その後の審議ではパワハラの有無を調査する「第三者委員会」の設置に向けたハラスメント防止に関する条例案が提出されました。
また、審議の中では町政運営への意見が述べられる場面もありました。
【佐藤光康町議】
「菅野町政の『対話による町づくり』を揺るがす大きな問題。重く感じてもらってハラスメントのない本当の『対話による町づくり』をしていただきたい。」
この条例案は全会一致で可決され、5月上旬をめどに県弁護士会に第三者委員会の 人選を依頼し、来年1月から2月までに報告書を提出するよう求める予定です。
議会終了後、菅野町長が報道陣の取材に応じました。
【菅野町長】
「当事者になってみて分かったがその時の記憶があまり残っていなくて。(元職員を)説得して笑顔で退職していただきたかったなと思ったことは覚えている。ただその前の行動、引き連れてしまったというのは大変申し訳なかった」「(ハラスメントにあたるという考えには至らなかった)今顧みれば、気をつけなくちゃいけないんだと。相手がどのように考えるか、どこまで許されるのかが自分でも判断できなかった。その時は疲れていた、私が疲れていた事だけは認識していて冷静な判断が出来なかったと反省しています。」
また、第三者委員会とは別に「百条委員会」も設置され、佐藤耕二町議が委員長に選任されました。
5月9日の臨時議会後に今後の対応を協議していくということです。
【菅野町長】
「業務上の指導から外れたことはしていないと考えている。人格を否定するとかではなく目標設定や町民や地域のために指導はしてきたつもり。一方で(指導に)ついていけなかった方へのケアはこれからしっかりしていかなくてはいけない。」
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