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春山シーズンを前に山岳遭難を想定した救助訓練

多くの登山客らが訪れる本格的な「春山シーズン」を前に、山形市ではきのう、山岳遭難を想定した救助訓練が行われました。

県警が遭難者救助の基礎を身に着けようと毎年この時期に実施している訓練には、山岳救助隊員27人が参加。山の頂上にけがをして動けない人がいるという想定です。

山頂に到着した隊員たちは、複数人で救助者を背負い搬送する方法や手順などを確認しながら下山していました。

県警によりますと、去年県内で発生した山岳遭難は69件。そのうち15件が春山シーズンの山菜採りによるもので、16人が救助されています。また、この16人の平均年齢は「75.5歳」で地元の高齢者が多く、半数は携帯電話を持たずに遭難したということです。

【県警山岳救助隊 氏家泰彦 隊長】
「連絡手段である携帯電話を必ず持つこと。水と食料という自分を守るための装備を持つということ。安全に登山を楽しんでほしい」