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停電の原因となるカラスの巣を撤去 今年9件発生

東北電力ネットワークは、停電の原因となる「カラスの巣」の撤去を進めています。

毎年、春先になると繁殖期を迎えたカラスが盛んに行う「巣作り」。カラスは見晴らしが良く、木の枝が固定しやすい場所に巣をつくる習性があり、電柱の上などにつくられると停電を引き起こす原因になります。

「巣の材料となる木の枝や針金等が電線に触れると漏電し、停電に至るということです。」

東北電力ネットワークによりますと、昨年度県内で発生したカラスの巣による停電は21件で、今年もすでに9件発生しています。
きょうはこうした被害を防ぐため、東根市で確認された巣の撤去作業が行われました。

「こちらがたった今撤去された、直径およそ50センチのカラスの巣です。揺らしてもあまり崩れない頑丈なつくりですね。」

去年、県内では東北地方で最も多い4200個の巣が撤去されましたが、停電のおそれがないと判断した巣は、新しい場所に作らせないために、あえて残すこともあるということです。

【東北電力ネットワーク 配電工事課 竹沢妃香さん】
「カラスの巣の材料となる剪定した枝や針金ハンガー等は、カラスに持っていかれないように縛っておくなどしていただければとても助かる。」

東北電力ネットワークは巣を見つけた場合、ホームページのチャット受付に連絡してほしいと呼びかけています。