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サクランボの人工授粉 山形県が生産者に指導

開花を迎えるサクランボを確実に実らせようと、山形県が生産者に人工授粉の方法などを指導しました。

【県農林水産部 農業技術環境課 原田芳郎さん】
「霜による雌しべの枯死は少なかったが、今年注意して欲しかったのが早期落葉の影響が非常に大きい。」

県によりますと、2024年、サクランボの葉に斑点が出る「褐色せん孔病」が多く発生。

そのため例年よりも葉が落ちるのが早かったということです。

4月18日の講習会で県の担当者は、栄養が蓄えられないまま寒い時期を迎えたことで凍害を受けやすくなり、雌しべの枯死や質の悪い花芽が多くみられると説明。

そこで確実に実らせるために重要な毛ばたきを使った人工授粉を実演し、この作業を複数回行うよう、生産者に呼び掛けました。

【村山総合支庁 農業技術普及課 堀雅彦さん】
「(人工受粉作業は)大変ではあるが、サクランボがならないことにはお金になりませんので、しっかりならせる。結実対策として人口受粉、あと畑もなりやすい条件作りをしっかりとやってほしい。」

県は5月下旬からサクランボの作柄を調査する予定です。