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通称「きらり学園」県内初 学びの多様化学校が開校

学校に行きづらさを感じている子どもたちが自分のペースで学習できる「学びの多様化学校」が山形県上山市に開校しました。

【西田浩校長】
「子どもたちにとって明るく楽しく通いたくなる新たなスタイルの学校づくりに挑戦してまいります」

4月1日に開校したのは「市立西郷小・中学校(通称・上山きらり学園)」で文部科学省が不登校の子ども向けに設置を進めている「学びの多様化学校」です。

年間の授業時間が一般的な小中学校より1割ほど少ないうえに、一人ひとりの状況に合わせ前の学年までの「学び残し」を補うことができます。

県内では初めて上山市が小中一貫校として設置。

校舎には廃校となった西郷第一小学校が使われ、教室以外の居場所として気持ちを整えられるようソファなどが置かれたプレイルームや相談室が設置されています。

今年の入学者は小中学校合わせて10人でなかには開校に合わせて市外から上山市に転入した家族もいるということです。

【上山市 山本幸靖市長】
「この学校に通うことで抱えていた不安などがしっかりと解消されてここで目を輝かせてマイペースで学んでいく姿を想像している。そんな子どもたちが少しでも増えていけばと願っている」