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伝統の「流し雛」紙で作ったひな人形に願い事
春の伝統行事の話題です。紙で作ったひな人形に願い事を書いて川に流す「流し雛」が山形県西川町で行われました。
「流し雛」は、形代と呼ばれる和紙で作ったひな人形に災いを託して川に流し、無病息災を願う伝統行事です。西川町の料亭「玉貴」では毎年この時期に流し雛を行っていて、きょうは町内外の子どもたちおよそ30人がそれぞれの願い事を書き込んでいきました。
「成績が良くなるあと長生き。将来呼吸器内科になりたいので成績が良くなってほしいし長生きしたらいろいろなことが出来ると思ったので書いた」
「(家族が)みんな幸せになるようにと書いた」
「3年生中にそろばんで4級をとれますように」
「花笠で上手におしとやかに踊れますように」
子どもたちは願いを書いたひな人形を一つ一つ笹舟に乗せ、近くを流れる寒河江川に流していきました。
【清流庭園 山菜料理 玉貴 阿部清美若女将】
「ひな祭りの習慣もだいぶ薄れてきたように思うので、改めて親が子どもを思う願いとか大切な日本文化を伝えていきたい」
また、玉貴を訪れた人が願いを書いたひな人形も木の船に乗せて流し、子どもたちは手を合わせてお祈りしながら見送っていました。
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