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バイオ炭で土壌の質向上 鶴岡の農業グループが製造中
山形県鶴岡市の農業グループが農地に散布することで土壌の質を向上させたり、二酸化炭素を大気中に放出せず留める働きがあるバイオ炭の製造に取り組んでいます。3月28日農業関係者らがこのバイオ炭の製造現場を視察しました。
鶴岡市の「庄内こめ工房」グループではこれまで廃棄していたもみ殻を600度ほどの高温で長時間熱して炭を作っています。これがバイオ炭と呼ばれ、田んぼや農地にまくことで肥料や水が土にたまり込みやすくなり、土壌の質を向上させるなどの効果があるとされています。また、二酸化炭素を大気中に放出せず留める働きがあるということで、温室効果ガスの削減も期待されています。
【田和楽 奥山康光会長】
「なにより今、地球温暖化が待ったなしの状態なのでバイオ炭を田んぼにまくことで炭素を貯留して100年、炭素を出させない形にするのが狙い」
製造されるバイオ炭は年間300から400トンほどで、今後、庄内を中心に販売していく予定です。