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県警と県内28金融機関が協定締結 詐欺被害抑止へ
去年、県内の詐欺被害が過去最悪だったことなどを受け、県警と県内28の金融機関が詐欺被害の抑止に向けた協定を結びました。
協定の締結式には、県警の水庭誠一郎本部長や地銀3行の頭取、県信用金庫協会の会長などが出席しました。
今回県警と県内28の金融機関が結んだ協定では、不審な口座の開設や資金移動、巧妙化する詐欺の手口の情報などを共有し合うということです。
協定の背景には、過去最悪となった詐欺被害の現状があります。
去年1年間の県内の特殊詐欺の被害額は3億円以上で、おととしの4倍近い額に。
またSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺による被害額も5億円以上で、詐欺の防止は県警の喫緊の課題でした。
【県警水庭誠一郎本部長】「本協定の締結により、金融機関の皆様との連携が一層深まって円滑になり、県警察としても犯罪抑止に向けてより速やかな対応ができるようになることを期待している。」
【山形銀行佐藤英司頭取】「きょうの協定を機会に、これまで以上に警察との連携・情報交換を密にして、大事なお客様、県民の皆様の財産をまもるべく、一致団結して断固とした態度であたっていきたい。」
今月には金融機関をかたる自動音声電話に端を発した不正送金事件もあり、今回の協定でこれまで以上に詐欺の被害防止や犯人検挙に向けた取り組み推進が期待されます。
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