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かがり火を焚いて演じる「薪能」上演(山形市)

かがり火を焚いて演じる「薪能」が、6月10日夜に山形市で上演され、多くの能楽ファンを魅了しました。

「薪能」は日本の伝統芸能に親しんでもらおうと、東北芸術工科大学が「水上能楽堂」で開催しています。

21回目を迎えた今回、はじめに披露されたのは人間国宝の山本東次郎さんらによる狂言「箕被」です。

「なにやらまた新しゅうお目にかかる心地がいたす」

「箕被」は、和歌に入れ込み妻に離縁を告げられた男が、別れ際に交わした妻の歌に心を動かされるという、情感豊かな演目です。

続いて観世流・シテ方の観世銕之丞さんが、能の「善知鳥」を上演。

幽玄の舞が多くのファンを魅了していました。