YTS NEWS

News

「樹氷」の再生に向け「アオモリトドマツ」の種まき

蔵王の冬のシンボル「樹氷」の再生に向け、樹氷のもとになる木「アオモリトドマツ」の種まき作業が行われました。

【佐藤知憲リポート】「世界でも希少とされるスノーモンスターの復活に向け、2400粒の希望の種が植えられています。」

作業には、関係自治体や観光協会などで組織する「樹氷復活県民会議」のメンバーおよそ20人が参加。

樹氷の復活につながる種を一粒一粒、丁寧にまいていました。

「県民会議」によりますと2023年は800粒の種がまかれましたが、そのうち3割ほどが順調に発芽しているということです。

【参加者】「長い時間が掛かるが、みんなの手で育てていければという思いを込めてまきました。」

一方で「樹氷」のもとになるアオモリトドマツの立ち枯れは、依然として広がっていて、山形県側では、およそ16ヘクタール、およそ2万3000本で被害が確認されているということです。

【県環境エネルギー部 みどり自然課 石山栄一課長】「県民の皆様にもこの現状を知っていただき、一日でも早く、県民の宝である樹氷を復活させたい。」