YTS NEWS

News

リゾート開発白紙で市長給与を3か月間50%減額

南陽市の「旧ハイジアパーク南陽」を活用した温泉リゾート開発が白紙となったことを受け、南陽市の白岩孝夫市長が自身の給与を3か月間、50%減額する見込みであることが明らかになりました。

「旧ハイジアパーク南陽」の再開発については、山形市出身のデザイナーが代表を務める事業会社「四季南陽」が請負い、2023年9月ごろの営業開始を目指していました。

しかし2023年8月に改修中の建物からアスベストが検出されたことなどから今月21日開発事業を断念すると発表されました。

きょうの定例会見で南陽市の白岩孝夫・市長は、今回の事業断念を「市の不手際やミスがあったものではない」としたうえで、次のように語りました。

【南陽市 白岩孝夫 市長】「大きな期待を集めたプロジェクトだったが、所期の成果を得られなかったことに対して責任の所在を明確にするために市長の給料支給額を50%減額する」

給与の減額については、来月3日から始まる6月議会で可決されたのち、今年7月から9月までの3か月間実施される見込みです。

ところで、今月4日に発生した南陽市宮内の山林火災について、白岩市長は国や県と連携した「秋葉山再生連絡会議」を設置することを明らかにしました。
会議は来月中旬をめどに設置され景観の再生と土砂災害の防止に向けて話し合います。