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不同意わいせつ未遂、元消防士に有罪判決

路上で女性に抱きついたとして、不同意わいせつ未遂などの罪に問われている元消防士の男に対し、山形地裁は懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、山形市消防本部の消防士だった佐藤康一被告(32)は、2023年12月山形市の路上で1人で歩く20代の女性に後ろから抱きつくなどしました。

また別の女性に対して
2021年7月から去年9月にかけて施設の脱衣所や女性の自宅に侵入し小型カメラやスマートフォンで脱衣中の女性を盗撮しました。

きょうの判決公判で山形地裁の佐々木公裁判官は「妻との関係がうまくいかなくなったストレスなどから犯行に及んだという理由は正当化されるものではなく、自身の性的欲求を満足させるために犯行に及んだ。」と指摘。
また女性に抱きついた不同意わいせつ未遂については「被害者が大声を出して抵抗しても抱きつくことをやめず、犯意が決して弱いものではない」などとしました。

一方で「事実を認めて反省と謝罪の態度を明確に示している」「同居する母が家族と協力しながら被告人の監督と更生に向けた支援をする約束をしている」などとして懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

弁護側によりますと佐藤被告は控訴しない方針です。