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酒田中心部で相次ぐ火事 複数現場から油の成分検出

 4月末から山形県酒田市の中心部で相次いだ火事について、複数の現場から油とみられる成分が見つかったことが分かりました。
警察は連続放火の可能性も含め慎重に捜査を進めています。5月5日の午後11時前、酒田市寿町で会社の事務所が焼ける火事がありました。

 出火当時事務所は無人でけが人はいませんでしたが木造平屋の建物が全焼しました。
 また10日には北新町で空き家の壁と物置が焼ける火事が発生。
 遡って1日の夜には北新町のアパートの解体工事現場でも火事が起きていました。
 市内ではほかにも丸太や下草、それに車庫などが焼けています。

 酒田市中心部では、4月28日から5月10日までの2週間ほどで実に6件の火事が相次ぎました。
 いずれもけが人はいないもののこれらの火事の現場は半径およそ1キロの範囲内にあります。
 捜査関係者によりますとこのうち複数の現場からは、油とみられる成分が検出されたことがわかりました。

 警察では何者かが連続して放火した可能性も含めて慎重に捜査を進めています。
 相次ぐ火事を受け警察や市の消防団が近隣をパトロールするなど警戒を強めています。