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西蔵王放牧場で牛16頭が入牧「モーダッシュ」

 新緑の季節を迎えた山形市の西蔵王放牧場に牛が放牧されました。

 山形市では県内の農家の飼育作業を減らすため、乳牛や肉牛を預かり、総面積81ヘクタールの牧場に放牧しています。
 5月10日は山形市と天童市の農家が育てたホルスタインと黒毛和牛、あわせて16頭が入牧。体重測定や消毒などが行われました。

 放牧される牛の現在の体重は600キロ程度ですが、放牧が終わる10月下旬には平均で100キロほど増えるということです。

「体重測定を終えた牛たち。広々とした大自然に放たれ、草を食べています。そして今まさに、『モー』ダッシュです。」

【石山牧場 石山一幸社長】
「お産を控えている牛たちなので、足腰の丈夫な立派な牛になって無事赤ちゃんが産まれる丈夫な体になって帰ってきてほしい。」

 山形市では高齢化などで農家の廃業が増加していて、放牧により酪農家の負担を減らし、乳牛の確保につなげたいとしています。