YTS NEWS

News

クマから命を守る術は 山菜採りシーズン本格化 専門家「顔や首、前面を守って」

山菜採りのシーズンが本格化する中、7日は県内で今年初となるクマによる人的被害も起きています。専門家に今年のクマの傾向や命を守るための対策を聞きました。

クマの生態に詳しい岩手大学の山内貴義准教授は、今年のクマは春先から人里に近づくケースが増えていると指摘します。

「今年は4月から非常に(クマの出没が)多くなっている。去年の秋に東北・北海道を中心に多くの個体が人里や町に出てきたが食べる物や隠れ場所もあるし人間は意外と何もしてこないと学習した個体が春先に安易に町中に出てきているのではないか」

そして、この時期特に注意が必要なのが、山菜採りです。

「クマは山菜大好きです。人間も山菜を求めて山に入ると、人間が近づくと非常に狂暴になって追い払おうとするのでその事故が毎年発生している」

山でクマと遭遇しないためには、音で人間の存在を知らせることが効果的だといいます。

「音の鳴るもの。鈴やラジオなどをきちんと身に着ける必要がある。藪こぎする祭には見通しが非常に悪くなるのでそういった際には私は笛をいつも持ち歩いている。笛を吹いて大きな音をたてることが重要」

万が一、近い距離でクマと遭遇してしまった場合には、うつ伏せになり顔や頭を守る体勢をとることが重要です。

「(クマに襲われて)重症化した人の9割ぐらいは顔もしくは体の前面を狙われたということが分かっているので、一番は前面顔を含め腹や首前面を襲われないようにすることが重要」

山内准教授は、出来るだけ一人で山に入らないことや、早朝や夕暮れ時など、クマが活発に動く時間帯は山に入らないよう呼び掛けています。