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サクランボ凍霜害対策 原油高が農家を直撃

サクランボを凍霜害から守るためのキャラバンが県内各地へ走り出しました。

上山市で実施された出発式にはJAや県の関係者およそ50人が出席し、今シーズンの生育の状況や過去の凍霜害の影響などを確認しました。
サクランボは開花前の時期に霜が降りるとめしべが凍り実がつかなくなるリスクが高まります。県内では2021年に大規模な霜被害が発生し、サクランボを中心に果樹全体でおよそ129億円の被害がありました。

きょうは15台の広報車が上山市内の園地を周り、生産者と霜対策の方法などを共有していきました。サクランボの生育に欠かせない凍霜害対策ですが、農家を悩ませているのが原油価格の急激な高騰です。

「今、このつぼみの中で霜に遭いやすい時期がある。(これからが)一番霜に弱い時期」

サクランボ農家の枝松博さんの園地ではヒーターによって園地の空気を温める「燃焼法」などを導入しています。

「毎日、火を焚くならかなりのリッター数になってしまう-」

気温が氷点下になった時には園内に設置した8つのヒーターに一晩であわせて120リットルの灯油を使用します。

「去年の単価くらいなら何とかなるけれど、今年、どこまで上がるのか。高いから今年は焚きませんと言ったらサクランボもなりませんとなってしまうので、やはり高かろうがサクランボを守るには火を燃やさないとダメ」

燃料や肥料でのコスト削減は現実的ではないため、出荷にかかる資材費などを切り詰める対策などを考えていますが、その資材費も今後、高騰することが懸念されています。

「(原油を)安く輸入してもらわないと我々生産者にも影響するので、これは生産者だけではなく国民全員が冷え込んでしまうので出来るだけ早く収まってもらいたい、それしかない」