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蔵王の樹氷、今世紀末に消滅の危機か 温暖化が影響
東桜学館高校と山形大学は、蔵王の樹氷に関する調査の結果を発表しました。温暖化による気温上昇によって、今世紀末にはアオモリトドマツが衰退し、樹氷は出来にくくなると推定しています。
東桜学館では、探究授業の一環として山形大学の柳沢文孝名誉教授の助言のもと、蔵王の気温について調査しました。その結果、温暖化による気温上昇で、アオモリトドマツが育つ蔵王の亜高山帯としての気象条件が、今世紀末には失われるということです。
調査に参加した東桜学館高校2年の工藤世南さんは、「亜高山帯の条件を失うことで今世紀末には樹氷の土台となるオオシラビソ(アオモリトドマツ)が衰退すると考えられます。また、冬期の気温上昇によって樹氷は出来にくくなると推定されます」と述べました。
冬の気温上昇によって樹氷が出来にくくなることはこれまでも指摘されていましたが、木自体の衰退という予測に対し、長年、樹氷を研究してきた柳沢名誉教授は、「気温上昇で樹氷が無くなるということはずいぶん前から言っているが、樹氷のもとになる木も気温上昇にともなって亜高山帯の条件がなくなるので木自体も危ない」と述べ、危機感をあらわにしました。




