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JR羽越線脱線事故から20年、庄内町で慰霊式典実施 JR東日本が再発防止を誓う

JR羽越線の脱線・転覆事故から20年となる今日、庄内町の事故現場で慰霊式が行われました。

この事故は2005年12月25日、JR羽越線特急「いなほ14号」が突風にあおられ脱線・転覆したものです。乗客5人が死亡し、33人が重軽傷を負いました。

発生から20年となる今日、事故現場の慰霊碑では、JR東日本の幹部らが犠牲者の冥福を祈るとともに、再発防止を誓いました。

JR東日本では、突風の渦を事前に予測し運転を見合わせる「ドップラーレーダー」を2017年に導入したほか、2020年からはAIも活用しています。

昨年度、このシステムで運転を見合わせたのは23回。このうち実際に突風の渦が発生したのは19回で、的中率は83%に上っています。

【JR東日本 喜勢陽一 社長】
「決して風化をさせたり忘れてはいけない、私共の安全の原点にしなければならない」

現場ではこの後、事故が起きた午後7時14分に合わせて、黙とうが捧げられます。