県内在住の男性がSNSを利用したロマンス詐欺で現時点でおよそ1億3000万円をだまし取られました。

県内で発生した特殊詐欺事件で過去最高の被害額となります。

県警によりますと県内の男性はことし8月中旬、インスタグラムで「Y」という女性名のアカウントと知り合い、LINEでやり取りするうちに好意を抱くようになりました。

その後、「Y」から暗号資産の話を持ちかけられるようになり、「70%の人が副業を探してお金を稼ぎ、良い資産管理をしている」などといわれました。

男性は、暗号資産口座を開設し、8月中旬から先月中旬までの間、20数回にわたり「Y」に指定された暗号資産の口座などに現時点でおよそ1億3000万円を送金しました。

その後、多額の資金の動きを察知した金融機関の情報提供を受け、警察が男性から事情を聞いたところ詐欺にあっていることが分かりました。

今回の被害額は、県内で発生した特殊詐欺被害として過去最高額となります。