走行中の東北新幹線の車両が分離したトラブルについて、JR東日本は、原因に関する調査結果と再発防止策を示しました。

この問題をめぐっては、去年9月と今年3月、走行中の東北新幹線はやぶさ・こまちで、連結部分が分離し、緊急停止しました。

3月のトラブルでは、山形新幹線も1週間以上にわたって連結運転を見合わせるなど影響が長期化し、その後は、連結部分を金具でとめる対策をして運行しています。

JR東日本はきょう検証委員会が行ってきた調査の結果を明らかにし、2回の分離の原因について、「金属片の接触」、もしくは「制御装置からの誤った出力」だったと結論付けました。

今後の新たな対策として、走行中に誤った出力があった場合でも、その回路を遮断するシステムを二重に組み込む方針です。

山形新幹線を含め、連結走行する編成すべてに適用する予定で、JRでは「できるだけ早期に完了させたい」としています。