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三川町高齢女性殺害事件 被告の男に懲役18年求刑
去年9月、三川町の住宅に侵入し、高齢女性を殺害したなどの罪に問われている男の裁判員裁判で検察側は懲役18年を求刑しました。
起訴状によりますと、三川町横川新田の無職、石川一馬被告(29)は、去年9月金品を奪う目的で町内に住む阿部祥子さん(当時90歳)の住宅に侵入し、阿部さんの顔を殴り、首を絞める暴行を加え、死亡させた罪などに問われています。
きょうの裁判で検察側は、「石川被告は相当酔っていたと言えるが合理的に犯行に及んでいて、責任能力はあった」と指摘。
また、「一方的かつ執拗に暴行を加えていて、一連の行為には殺意があったと認められる」として懲役18年を求刑しました。
一方弁護側は当時、石川被告は「飲酒により泥酔していて心神耗弱状態だった」点や、「自宅で突如襲われたと勘違いをしての暴行で、『誤想過剰防衛』にあたる」として減刑を求めました。
最終陳述で石川被告は「刑事責任に従って罪を果たし、遺族に対して誠心誠意尽くしていく」と反省の意を示しました。
判決は来年2月4日に言い渡される予定です。





