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いじめの件数 前の年を上回る 県教育委員会が発表

県教育委員会は、ことし春からの4カ月間で認知したいじめの件数が7300件ほどにのぼり、前の年を上回ったと明らかにしました。

県教育委員会によりますと、ことし4月から7月末までに県内の学校で認知されたいじめの件数は7362件で、去年の同じ時期に比べ350件増加しています。

8割ほどが学校のアンケートなどから明らかになっていて、内訳は「冷やかし」や「悪口」が62.3%と最多です。

増加の要因については、「いじめの定義に関する理解が進んでいること」や、「学校がいじめを訴えやすい環境として浸透していること」などをあげています。

一方、出席した委員からはSNSなどネットでのトラブルが増えていることから、更なる対策が必要という意見が出されました。

「(SNSは)非常に見えにくい一面がある。情報のモラル教育がとても大事であると語られているので、これも力を入れてやる必要がある。」

県教育委員会は、小学校6校にスクールカウンセラーを配置したほか、居場所作りの事例集などを作成し、対策に取り組んでいくということです。