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クマ風評被害 観光地では営業に不安が広がる
冬の観光シーズンを迎える県内。
クマ出没による風評被害がある中、観光地では、今後の営業に不安が広がっています。
月山の中腹に位置する西川町志津地区。
五色沼のすぐそばにある老舗旅館「変若水の湯つたや」には、その美しい景色を求めて県内外から観光客が訪れていました。
紅葉も残っていたし、次の日は雪化粧で素敵だった。
東京からやってきたこちらの観光客は、次に羽黒山へ向かうということですが・・・。
「クマに遭遇しないかそれだけが心配で。なるべく車から降りないようにしようと。連日、県内でもクマによる被害が相次いでいることから、不安の声があがっています。」
「電話とかネットとかの予約で、クマが怖いのでキャンセルしますという方がいる・・・。」
こちらの旅館では、観光客の増加が期待された紅葉シーズンの先月、クマへの不安から8件のキャンセルがあり、去年の同じ時期に比べ宿泊客は減少しています。
付近でクマによる被害はないものの、先月、岩手県の露天風呂で起きた人身被害のニュースなどで、志田社長自身も他人事ではないと感じています。
「いや、怖かったですよ。そんなことまでするんだと。いままでそんな話聞いたことがなかったので。今までなんとなく隔たりさえあればさすがにクマもこないだろうと思っていたが、来ちゃうんだと。温泉街で唯一露天風呂を構え、その景色を売りにしているだけに不安は拭えません。」
また、例年であればスキー客で賑わう4月以降もクマを怖がる人が増え、客足が遠のくことを懸念しています。
「はやめはやめに我々もそういった問題に取り組んで、なるべくお客さんの不安取り除く努力をしないといけないと思っている。月山志津温泉旅館組合によりますと、宿泊客に対してクマ鈴やクマ避けスプレーを貸し出せるよう、町に支援を要請しているということです。」
「正しい対応を短期的、中期的、長期的と分けてやっていく必要がある。」
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