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異例の早さでインフルエンザが流行

今年は、異例の早さでインフルエンザが流行しています。

県内でも患者数が警報レベルに迫るなど急速に感染が広がる中、医師に今年の傾向や対策について聞きました。

今月9日までの一週間に確認された県内のインフルエンザ患者数は「1028人」で、前の週に比べて2倍近くに増えています。

山形市の小児科「橋本こどもクリニック」でも、今月に入りインフルエンザの患者が急増しているといいます。

「例年だと12月以降に(流行の)始まりがあるが、10月以降どんどん増えてきていて2カ月ぐらい早いような印象。」

県内、過去3シーズンの患者数の推移をみると、年間を通して流行が続いた2023年を除いて、12月以降に感染が拡大しています。

一方、今シーズンは先月下旬に注意報レベルになって以降、警報レベルに迫る勢いで患者数が急増していて、例年にない早さで流行が拡大していることが分かります。

橋本院長は早期流行の要因について、急な気温の変化の影響が大きいと分析しています。

「夏の暑さから急に寒さがきたという特徴があるので、そうした中でウイルスの活動が早まった可能性はある。寒さに慣れる、体力をつけるということがスムーズに行えていなかったこともあるのではないか。」

橋本院長は、今後さらに流行が拡大する可能性があるとして、早めの予防接種に加え、免疫力を高めることや感染対策を徹底することを呼びかけています。

「免疫力をつけるということが重要なのでそのためには休息ときちんとした食事をとること、集団生活の中で(感染が)広がっていくことがあるので換気や手洗いなどをきちんとしてくことをお願いしたい。」